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調査

国分寺崖線調査
風景写真

国分寺崖線は、立川市から国立市、国分寺市、府中市、小金井市、三鷹市、調布市、狛江市、世田谷区を通って大田区まで続く、延長約25kmに及ぶ、高さ10~20mほどの崖の連なりです。なかでも、国分寺市付近に目立った崖の連なりがあることから、この名が付けられました。
現在この崖線は、野川の流れとほぼ並行して連なっていますが、実は太古の多摩川が武蔵野台地の南側を削ってできた河岸段丘です。豊かな自然を育む国分寺崖線は、古くからわたしたちの祖先によって里山として大切に守られ、また、近代化が進む大正から昭和にかけても、その斜面状の特異な地形により宅地化などの開発から免れ、現在でも比較的多くの貴重な自然が残されています。
世田谷区内では、区の南西部に位置し、野川と多摩川に沿って約8km続きます。まとまった緑地や湧水などの自然環境に恵まれ、世田谷区の「みどりの生命線」とも呼ばれています。
当財団では、これらの貴重な自然や歴史的文化遺産を次世代へ引き継いでいくために、多くのトラストボランティアや地域のみなさんとともに、保全調査活動に取り組んでいます。

国分寺崖線保全調査

世田谷のみどりの生命線“国分寺崖線”の自然環境を把握し、その保全に向けた検討を行うための基礎資料の収集を目的に、崖線自然環境についてトラストボランティアの協力を得て、調査を行っています。

国分寺崖線上の財団活動地

  • 成城三丁目なかんだの坂市民緑地
  • 成城三丁目崖の林市民緑地
  • 成城三丁目小さな森
  • 神明の森みつ池特別保護区
  • 成城四丁目十一山市民緑地
  • 上野毛三丁目小さな森
  • 成城三丁目緑地
  • 瀬田四丁目広場

財団発行の国分寺崖線関連図書

  • 国分寺崖線自然観察手帳 [1~5集]
  • 自湧時間
  • 国分寺崖線散策マップ
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