公益信託世田谷まちづくりファンド概要
【重要】お知らせ
世田谷トラストまちづくりは、区民主体の活動に寄り添い、世田谷のまちや暮らし、人や自然との関係を一緒に考え、より良い環境づくりやまちづくりを進めて参りました。
公益信託世田谷まちづくりファンドは、区民の活動を資金面から支えるしくみとして、広く「世田谷の住みよい環境につながる」ことを目標に、区民の創意と工夫にあふれた活動の創出に寄与している助成事業です。その特色は、中立的な立場で行われる公開審査、時代やニーズに応じた部門設定など設立当初から全国的にも注目されてきた取り組みです。まちづくり助成事業のパイオニアとして30年以上にわたり、区民の目線と発想から多様な活動を支援してきました。それらの活動は世田谷区の施策にも寄与しています。
この度、2025年度をもちまして、信託財産の終了に伴い、公益信託世田谷まちづくりファンドは終了いたします。
これまでみなさまの多大なるご支援とご協力を賜りましたこと、深く感謝申し上げます。
この場をお借りして、ファンドに関わる全ての皆様に改めて御礼申し上げます。
まちづくりファンドは終了しますが、複雑化する地域課題への対応には多様な主体による支えあいが求められており、区民主体のまちづくり活動を促進し支援していくことは今まさに求められていることです。当財団では、世田谷まちづくりファンドの透明性、中立性を引き継ぐ新たな助成事業「世田谷トラストまちづくり活動助成事業」 を2025年度より開始いたします。引き続きご支援ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
(公益信託 世田谷まちづくりファンド委託者 )
ファンドの趣旨
当財団は、「世田谷まちづくりファンド(以下、ファンド)」を1992年に設立しました。
まちづくりは、何よりも地域に暮らす人々が主体となって取り組むことが大切です。そして、その活動の輪を広げ、地域コミュニティの課題解決力を高めるとともに、行政や企業との連携・協働の取り組みも広げることが必要となっています。
そのために、ファンドは、住民、行政、または企業のいずれにも属さない独立した立場から、地域の発想に根ざした区民主体のまちづくり活動を支援しています。
- 公益信託世田谷まちづくりファンド助成案内
- 公開行事
- 公益信託世田谷まちづくりファンド運営委員
- 第32回(2024年度)助成グループ一覧
- 公益信託世田谷まちづくりファンド これまでの成果
- まちづくり活動知恵袋
「世田谷まちづくりファンド」の仕組み
「世田谷まちづくりファンド」は、公益信託制度を活用しています。公益信託制度とは、公益的な目的で一定の財産を受託者(信託銀行など)に委託し、受託者はこれを管理・運営しながら公益活動を行っていくという仕組みです。この制度は、信託法(大正11年制定)に基づいています。
「世田谷まちづくりファンド」の設立趣旨に基づいて助成事業を担う受託者は、三井住友信託銀行です。まちづくりという公益的な目的のために、財産の運用益を活用したり、場合によっては一部を取り崩したりして事業を行っています。
ファンド受託者が設ける運営委員会は、学識経験者や区民、行政の人々によって構成され、助成先の選考等、公益事業の遂行について、受託者に助言勧告し、これに基づいて受託者が遂行します。また、信託管理人によって、信託法上の権限行使、重要事項の承認が行われます。
ファンドの特徴
「世田谷まちづくりファンド」は、全国に先駆けて始まった、まちづくりの市民参画型ファンドです。助成による資金的支援によって、区民のまちづくり活動を応援することに第一の意義がありますが、それに加えて、特徴的な以下の運営方法が、全国のモデルになっています。
- 公開審査会方式による助成決定
ガラス張りの助成決定により、選考プロセスの透明性と中立性が確保されています。 - 「学びあい育ちあう場」としての運営
活動発表会(年2回)を通して、活動グループ相互の情報交換や学習、ネットワーク形成の機会を設けています。 - 区民サポーターによるファンド支援
区民サポーターの参画により、発表会の企画や運営、ファンド支援チャリティコンサートの開催などが行われています。 - 個人・企業や行政からの寄付金による基金づくり
助成のための基金は、行政からの出損金以外に、世田谷区内外の個人や企業の寄付金によって成り立っています。
問合せ | 三井住友信託銀行 個人資産受託業務部 公益信託グループ 電話:03-5232-8910 (一財)世田谷トラストまちづくり まちづくりファンド担当 電話:03-6379-1621 |
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