ファンド助成事業のこれまでの成果
歴代助成グループ一覧
まちづくりファンド20周年記念誌
ファンドがひらいた世田谷のまちづくり 20年とこれから
これまでのファンドの20年間と当日のイベントの様子をまとめた記念冊子です。
2013年3月発行
ファンドがひらいた世田谷のまちづくり 20年とこれから(PDF6.45MB)
「災害対策・復興まちづくり部門」活動報告(平成24~27年度)
本部門は、被災地等での活動とそこから得られたノウハウ及び知見を、「世田谷のまちづくりへの提言」としてまとめることまでを助成条件としました。
第23回(平成27年/2015)活動報告
福島の子どもたちとともに・世田谷の会
遊びとまち研究会
第22回(平成26年/2014)活動報告
岡さんのいえTOMO
- 活動テーマ:
被災地の防災の知恵を世田谷へ~東松島市新東名との 人・モノ・情報 交流
- 活動地:
宮城県東松島市新東名地区、岡さんのいえTOMO(東京都世田谷区上北沢)
- 世田谷区への提言:
- ① 有事の際・有事後の子どもたちの心のケアを。
・有事で心の余裕をなくす大人達。
・心を閉ざす子どもたち→子どもに寄り添う体制を
② 高齢者を含む多世代が交流しやすい場作り
・震災時には助かってもその後、孤独死される方も。日常時から多世代が交流しやすい「きっかけ」ができる場を設け、有事やその後もその交流の場が機能するように。
③ 震災を「ヒトゴト」としないためにも、震災地を世田谷が日常的に交流できる仕組み作りを
- 発表用資料(2015/5/23付):『okasannoie2014.pdf』(PDF形式、8.0MB)
- 団体ホームページ:https://www.okasannoie.com/
福島の子どもたちとともに・世田谷の会
CRAFTMAN世田谷(クラフトマンセタガヤ)
- 活動テーマ:
被災地子供と一緒にものづくり&災害時に役立つ木工技術
- 活動地:
岩手県大船渡市山岸団地仮設住宅、岩手県陸前高田市復興仮設店舗ヤルキタウン ほか
- 世田谷区への提言:
- ① 木工による災害予防計画
・復興という場面だけでなく、災害発生時大難を小難にするための対策を木工という技術を用いて行う。
② 木工支援ベースの活用法を仮説住宅の住民から学ぶ
・被災地での電動工具を活用し、遊び場を失った子供達のために住民が素晴らしい木のおもちゃを作って提供していた。想像力を働かせることで、震災、復興時の電動工具の可能性を被災地より学ぶことができる。
③ 復興に役立つ木工技術及びリーダー育成
・開催した被災地支援へのバスツアーのように参加者全員で一つの物を協力して作り上げるという、コミュニケーション能力の向上を目的としたイベントを世田谷地域の人を対象に開催していく。
- 発表用資料(2015/5/23付):『craftman2014.pdf』(PDF形式、837KB)
- 団体ホームページ:https://www.facebook.com/craftmansetagaya
遊びとまち研究会
- 活動テーマ:
子どもとともに復興や防災のまちづくりを進める学校・地域プラットフォームの支援:世田谷と仙台を結んで
- 活動地:
宮城県仙台市六郷地区 、世田谷区立太子堂小学校 ほか
- 世田谷区への提言:
- ① 防災とは備えだけではない!復興過程の課題と解決策をまとめておくことの重要性
・時間の経過の中で、体験が風化していく。一方で解決困難な問題が残る→どう継続して取り組んでいくか
・「遊び場の効果」の広がりで大人の意識が変わる
② 学校と地域で子どもを守るために
・学校は防災における地域の拠点だが、先生だけでは運営できない→学校を支える地域の仕組みを日頃から強化し、いざという時の役割分担を想定しておく
・学校におけるマニュアルのみに依存しない防災の考え方の醸成
・復興への子どもの参画
- 発表用資料(2015/5/23付):『asobitomachi2014.pdf』(PDF形式、477KB)
第21回(平成25年/2013)活動報告
遊びとまち研究会
- 活動テーマ:
学校を核とした子どもの視点からの復興まちづくりの支援
- 活動地:
宮城県仙台市六郷地区 、世田谷区立太子堂小・中学校 ほか
- 世田谷区への提言:
- ① 避難所や仮設住宅への子どもの広場の設置
・ストレス発散のための遊べる場の確保
・地域のつながり再興のきっかけに(遊び場併設の「おちゃっこのみ」)
② 学校の避難所運営マニュアルで想定外の事柄への対策
・トイレ問題、衛生問題のへの備えの徹底
・帰宅困難者、外国人、ホームレス
③ 広域避難場所への避難道路の改善
④ 中学生の役割について自覚できる教育を
- 発表用資料(2014/05/25付):『asobitomachi.pdf』(PDF形式、2.8MB)
福島の子どもたちとともに・世田谷の会
- 活動テーマ:
福島の子どもたち・家族等の保養・受入れ支援
- 活動地:
世田谷区内の宿泊施設・砧公園・羽根木プレーパーク ほか
- 世田谷区への提言:
- ① 市民編:日頃の「地域コミュニティ力」の向上
・顔が見え、声をかけあう様々なコミュニティができていることが肝要。地域組織や分野別市民団体等が縦横に活動すること。それを後押しする(ファンドもその一つ)ことでコミュニティ力が向上する。
② 市民編:ただ待っている被災者になるのでなく、動ける支援者になるために、仕組みづくりを考える
・88万人、学生が多い⇒動ける人がたくさんいる。町会・自治会・市民活動団体がコーディネートして、中高大学生も含めて動ける仕組みづくりが必要。
・「せたがや防災NPOアクション」が立ち上がり、当会も参加している。
③ 行政編:区民を守るために、情報を集め、最前の判断をすることが見え、声をかけあう
④ 行政編:情報をオープンにすること
⑤ 行政編:日常的に区民と顔見知りになっておくこと
⑥ 行政編:放射能事故を想定して88万人避難計画が必要
- 発表用資料(2014/05/25付):『fukushimakko2013.pdf』(PDF形式、1.3MB)
- 団体ホームページ:https://savefukukids.jimdo.com/
こちカフェ隊 with 岡さんのいえTOMO
- 活動テーマ:
東松島市新東名と世田谷区上北沢における地域コミュニティ活性化
- 活動地:
宮城県東松島市新東名地区、岡さんのいえTOMO(東京都世田谷区上北沢)
- 世田谷区への提言:
- ① 世田谷区と東名で姉妹都市のような拠点どうしの永続的な定期的交流
② まちのコミュニティスペースの運営や課題の共有、知恵の分かち合い
③ 地域コミュニティ団体への継続的サポート
- 発表用資料(2014/05/25付):『kochicafe2013.pdf』(PDF形式、3.9MB)
CRAFTMAN世田谷
- 活動テーマ:
被災地ウッドベース作り&被災時に役立つ木工技術
- 活動地:
岩手県大船渡市山岸団地仮設住宅、岩手県陸前高田市復興仮設店舗ヤルキタウン ほか
- 世田谷区への提言:
- ① 備えあれば憂いなし
・地域のコミュニティや小学校などに木工支援ベースの設置
・下北沢復興商店街などの事務所の空きスペースに自由に持ち出しのできる電動工具を常備。常時点検を行う。
・復興時に役立つ木工技術や電動工具の使い方のWS開催
② 有事の際、率先してリーダーになる
・世田谷区も含め都心では近所とのFace to faceの関わりが希薄である。必ずしも有事の際に自宅付近にいるとは限らないことから、見ず知らずの人達と災害発生時共に過ごすことの確立が高いと考えられる。
・咄嗟の際に自らが率先してリーダーシップを取る事が重要となる。
③ 大枠を決めて任せる!丸投げ方式
・人が集まればその場にふさわしいバックグラウンドを持つ人物が必ずいるはず。その人を選出し役割事にリーダーを選出していく
- 発表用資料(2014/05/25付):『craftman2013.pdf』(PDF形式、1.3MB)
- 団体ホームページ:https://www.facebook.com/craftmansetagaya
第20回(平成24年/2012)活動報告
遊びとまち研究会
- 活動テーマ:
遊び場マップを通した遊びの原風景の保存と復興に向けた多世代協働ネットワークの支援
- 活動地:
世田谷区立太子堂小学校・プレーパーク世田谷・宮城県仙台市市内応急仮設住宅など移動式遊び場 ほか
- 活動内容:
仙台の子どもたちを太子堂に招き、太子堂小学校でサバイバルキャンプの体験や太子堂~三軒茶屋~三宿のまち探検、
その後、意見交換や交流を行なった。さらに、世田谷の子どもたちが被災地に向かい、昔の遊びと遊び場、震災前と震災後の遊びと
遊び場のヒヤリングを実施し、複数の遊び場マップを制作した。これにより、災害時の子どもの危機を共有し、遊び場づくりの新しいつながりをつくることが出来た。
- 世田谷区への提言:
① 難所や仮設住宅に「子どもの広場」を設置する。
・心理的トラウマや生活環境変化に伴うストレスから守るためには遊びの力が必要。
② 震災発生直後の避難路の点検活動の重要性
・街の危険箇所を日頃の遊びから熟知している10代の力を防災に活用する。
- 発表用資料(2013/03/02付):『asobitomachi.pdf(3.7MB)』(PDFデータ)
こちカフェ隊
- 活動テーマ:
被災地における地域共生のいえ(カフェ)づくり
活動地:
宮城県東松島市新東名地区
- 活動内容:
被災地が様々な支援から自立して、今後、自ら復興していくために必要な地域コミュニティ形成の一助として、皆が集まれる場所(カフェ)づくりと
運営の協力を実施した。区内にある地域共生のいえ「岡さんのいえTOMO」と現地とで交流や意見交換も行なった。
被災地住民との信頼関係を構築し、区やまちづくりの枠を超えた活動の広がりをみせた。
- 世田谷区への提言:
①ボランティアの受け入れと派遣予定自治体相互の情報を公開。平常時からの顔の見える交流を促進。
②災害時のコミュニティリーダーを募集し、スキル把握、教育、情報公開する。
③支援物資や情報伝達・コミュニティ活動を行う拠点となりうる場所の調査と事前契約。
④非常時に供えたソフト、ハードのシステム化と定期的な情報更新や訓練・啓蒙の継続。
⑤多世代交流イベント企画やライフスタイルが異なるメンバーによる団体との連携、 まちづくり拠点への他地域からのボランティア受け入れ等による、「外部支援を仰ぐスキル」の向上。
- 発表用資料(2013/03/02付):『kochicafe.pdf(1.7MB)』(PDFデータ)
福島の子どもたちとともに・世田谷の会
- 活動テーマ:
福島の子どもたち等の保養、定住支援と避難者支援
- 活動地:
世田谷区の宿泊施設・砧公園・羽根木プレーパーク ほか
- 活動内容:
放射線量が高く外遊びを控えている福島の子どもたちとその家族を、春・夏・冬の長期休暇中に世田谷へ招待し、プレーパークなどで思いっきり遊んでもらう
「ふくしまっ子リフレッシュin世田谷」を実施。276名の親子が参加した。区内の様々な市民団体、個人、企業、行政の支援・協力や多くの寄付金も得ることが
出来た。また、市民と行政が直接顔を合わせて協力する機会や市民団体間に従来無かった広い連携を生み出すことも出来た。さらに、福島の方々との交流を通じ、
原発事故時の問題について当事者の立場から考える機会を得た。
- 世田谷区への提言:
①市民と行政の協働をすすめる
災害時は、市民が抱える問題と行政の対応に齟齬が生じやすい。平時から協力関係を構築しておくことが大切。
②市民同士の連携を強める
災害時の互助のため、日頃から市民同士の連携を強化。
③原発事故への備える
東海村、浜岡等での重大事故(被害想定:首都圏3千万人)を想定した区民の避難計画が必要。
- 発表用資料(2013/03/02付):『fukushima.pdf(4.8MB)』 (PDFデータ)
- 団体ホームページ:https://savefukukids.jimdo.com/
芦花公園しあわせの野音の会
- 活動テーマ:
だれでもどこでもやってみよう『縁日で<ともだち>』プロジェクト
- 活動地:
宮城県亘理郡亘理町中央工業団地仮設住宅
- 活動内容:
芦花公園を中心に音楽やお笑いを通じて地域コミュニティの形成を促す団体として結成。世田谷での経験を活かし、被災地の仮設住宅でお笑いや音楽、
屋台等を組み合わせたイベント「縁日ともだちプロジェクト」を4回実施。世田谷からは延べ170名の区民が参加した。日頃、仮設住宅内で話す機会が少
なかった住民どうしに打ち解けるきっかけを与え、定期的にお茶会が開かれるようにもなった。
- 世田谷区への提言:
①人任せにしない意識づくり
災害時は、皆、被災者である。気付いた人が呼びかけて、行動することが重要。
②新しい人と仲良くなる方法
足湯・笑い・体験を共有・繰り返し会う・名前を呼ぶ などのコミュニケーション。
③地域財産と区民防災組織との連携(地域ネットワーク強化)
連携を図り切れていない、町会・小中学校・商店街とネットワークを強化。
④都市間ネットワークづくり
遠い地域とのネットワークをつくり、なにかあったとき支援する関係をつくる。
- 発表用資料(2013/03/02付):『shiawaseyaon.pdf(2.7MB)』(PDFデータ)
住民主体のまちづくり活動情報紙「結んでひらいて」
※No.75までで休刊
世田谷区内の住民主体のまちづくり活動を紹介する情報紙です。
2013年10月発行
第75号(PDF形式 2.1MB)
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