調査対象地区の樹林地の状況および周辺環境を紹介します。林野庁の宿舎内の斜面に残された樹林地。斜面林はイヌシデ・コナラ・クヌギなどの落葉広葉樹が主でですが、斜面東斜面および西側の斜面にはスギ・ヒノキ・サワラなどの常緑針葉樹が混生しています。斜面ほぼ中央部と東側の病院坂に面した斜面下部には湧水が湧出しており、周囲には落葉樹・針葉樹の低木が藪を形成しています。ただし、東側斜面は裸地化しており、草本層は貧弱な状態です。
斜面林の南側には、草本類が繁茂する高水敷を伴った野川が流れています。また、樹木の多い次大夫堀公園や緑の多い住宅地が周囲を取り囲んでいますが、緑地のすぐ南側には交通量の多い世田谷通りが位置しています。

高木層にアカマツを伴い、帯状に連なる樹林地です。写真手前に見える橋は野川に架かるもので、野川と斜面林の間には世田谷通りが位置しています。

斜面林のほぼ中央部には谷戸部があり、湧水が湧出しています。セキショウが大きな群落を形成しており、周辺の斜面はモウソウチクの竹林となっています。

東側斜面地では、スギやヒノキなどの常緑樹が優占しています。また、斜面からは湧水の湧出が見られます。

竹林は疎林で見通しがよく、斜面上部から湧水地を見下ろすことができます。