脱定番! 新しいイベントに挑戦しよう!

新しい仲間も入ってきて、楽しくなってきた6月、遠足やバス旅行といった行事を
計画する子供会や学童クラブも多いでしょう。 でも、今年は「脱定番!」。住んでいる町に目を向け、
もっと身近なお宝を楽しむのもいいのでは。「烏山みずとみどりの会」 が行っている「ヤゴ救出作戦」は、
学校のプールを舞台に隠れたまちの自然を知るイベントです!

水生生物の観察

昔は川や田んぼにたくさんいたトンボの幼虫ヤゴ!今は学校のプールに住み着き、
初夏のプール開きの頃、 トンボに変身します。プールの水が抜かれ、
掃除される前に捕まえて、ヤゴがトンボに変身するのを観察してみませんか。
ゲンゴロウやオタマジャクシも見つけましょう。

参加した子供たちは

ヤゴ、少量の水草とプールの壁にいたエサ用の赤虫をビニール袋に
入れてもらって子供たちは帰宅。 ホッとするまもなく、容器へ移して観察開始。
ヤゴは赤虫をパクパクパク。見る間にエサがなくなった。 大変だ!
翌日から羽化までの1ヶ月間、子供たちはエサを求めて町中を探索。
家で、学校で、隣のおじいちゃん、 おばさん・・・。いろいろな人に聞き回り、
川、池、水たまりなどいろいろな所へ飛び回り、町中がヤゴの話で沸き立った。 エサ
やりの努力の甲斐あって、多くの子供たちが羽化を迎えられ、本で見た知識だけでなく、
感動的な場面を体験できた。 子供たちは、夏の一時的以外は防火用水の水槽でしかなかった
プールにも、多様な生物が住んでいることを知る。そんなことから、 自分達の身近な環境や、
まちの持つ可能性や魅力に目を向ける機会にもなるのではないか。