会のあゆみ

わたしたち「烏山みずとみどりの会」は、寺町通り区民集会所を拠点に活動してきて、早10年目を 迎えようとしています。

思い起こせば10年前、「昔からの烏山の自然と文化と人情を、次代を担う子供たちに伝えていこうよ」 とうことだけで会の発足を呼びかけたところ、周辺の住民の方たちが「よくわからんけどそれはいいことだ」 と、下駄履きの普段着姿で寺町通り区民集会所に集まってきてくれたのがスタートでした。

はじめは思いばかりが先行し、何をどうやってよいやら手探り状態の中で会を進めていきました。 そんな中、わたしたちは、「寺町独特の自然や文化遺産を多くの人たちに知ってほしい、見てほしい」 という願いを込め、寺町通り区民集会所に烏山を紹介する常設展示コーナーを設けたり、 毎年夏休みには昆虫展を開催し、烏山に棲む昆虫の生態や共生することの大切さを子供たちに伝えてきました。 また、近くの小学校の協力でプールに棲みついたトンボの幼虫のヤゴを子供たちが採集し、羽化まで 子供たちに育ててもらったり、戦後間もない食糧難の時、「大きくておいしい白菜を」と、品種改良して作った 「下山千歳白菜」を、種蒔きから収穫まで多くの人で行い復活させました。 このほか、烏山寺町に縁のある著名人の足跡を探訪する展示会や講演会を行いました。

今、この10年を振り返るとき、私たちの周りにも多くの変化がありました。これらは、人々の生活に豊かさをもたらした だけではなく、同時に人間が生きていく中で大事にしなければいけないものも奪っていきました。 そして今、私たちがやらなければいけないことは、失ってきたものは何かということを自然や生き物に謙虚に聞き、 どうしたらそれを再生できるかをみんなで知恵を出し合い考え、そして、行動に移していくことだと思われます。

わたしたち「烏山みずとみどりの会」は、これからもこの烏山の地を拠点として世代を越えた多くの人に「自然・文化・こども」 をテーマにしたメッセージを、思いを込めて発信していこうと思っています。

1996年烏山みずとみどりの会発足
 まちセン企画「親子cityアドベンチャー」へ協力
 第4回公益信託世田谷まちづくりファンド助成
(1年目・まちづくり活動助成部門)
1997年まちセン企画「親子cityアドベンチャー」へ協力
 第5回同ファンド助成(2年目・まちづくり活動助成部門)
1998年第6回同ファンド助成(3年目・まちづくり活動助成部門)
2005年第13回同ファンド
(特別テーマ部門:ネット文庫制作助成)



烏山みずとみどりの会  年間カレンダー
4月はじめ烏山寺町さくらめぐり
(ウォーキング・スタンプラリー)
同日開催烏山寺院連合花まつり
5月おわり

6月はじめ
トンボのヤゴ捕り
プール開き前に遊ぼう!水生生物観察会
7月21日〜23日夏休みイベント昆虫展前期
8月21日〜23日夏休みイベント昆虫展後期
8月25日下山千歳白菜種蒔き
12月初旬下山千歳白菜収穫祭
1月昔遊び
2月節分豆まき
2月11日こどもお茶席(新年子供祭り)
3月3日ひな祭り